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夢二郷土美術館

夢二郷土美術館は竹久夢二の里がえりを念じて岡山市西大寺に1966年(昭和41年)に創設され、その後夢二生誕100年を記念して1984年(昭和59年)に岡山の名所、岡山後楽園そばに移転し本館として開館しました。白壁になまこ壁と赤レンガ造りで三角の屋根の上に風見鶏がたつ和洋の調和が魅力的な建物は、夢二が活躍した大正時代の風情を伝えております。

2017年には岡山出身のデザイナー・水戸岡鋭治氏の監修でリニューアルされ、夢二の絵から飛び出したような美術館のお庭番頭の黒ねこ「黑の助」も気まぐれ出勤する「黑の助の部屋」や、回廊を渡って行く第6展示室の「art caf? 夢二」(カフェ&ミュージアムショップ)は夢二と水戸岡氏の時空を超えてコラボレーションした素敵な空間となっております。

「art caf? 夢二」では、展示空間の中でカフェや買い物を楽しむことができ、カフェでは岡山の食材にこだわった千屋牛のカレーなどのランチメニューに加え、夢二の愛した焼き菓子「ガルバルジィ」などのスイーツとこだわりの紅茶も人気です。また、ショップではここでしか買えない夢二オリジナルグッズが多彩に揃っております。

こちらのショップでは定番の文房具や雑貨・小物以外にも、「お庭番頭 黑の助」グッズ、范曽美術館オリジナルグッズ、アーティストコラボ商品も多数取り揃えて皆様をお迎えしております。

詩人であり画家であった夢二は先駆的な活躍をして、挿し絵や装丁、封筒や便箋、半襟や帯の図案等々、庶民の日常の暮らしに芸術を取り込もうとしたデザイナーの草分けとも言えます。世界でも稀なマルチアーティスト・竹久夢二の作品を皆様に楽しんで頂ければと思っております。