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加茂五葉<カモイツハ>ショップー多胡本家酒造場

多胡本家酒造場は、豊かな自然と清流に恵まれた岡山県北部の楢村で江戸寛文年間(1661~1673)に創業しました。江戸時代には高瀬舟の終着点であり、因幡街道が交差する陸と河川交通の要衝として栄えた楢村は、清い水、良い米、集う人に恵まれた酒造りには理想的な環境でした。以来300年以上、地元の素材にこだわり、ふだんの食卓に寄り添えるお酒を目指して造り続けています。

当蔵でつくる日本酒の代表銘柄は「加茂五葉(かもいつは)」といい、蔵のとなりを流れる加茂川と創業時から植えられた五葉の松から名付けられました。さらに、1996年には「津山ビール」という名前でクラフトビールを、2001年からは、津山地域特産の素材を活かしたリキュールや、焼酎も製造しています

仕込水は、加茂川の伏流水を使用。カリウム、マグネシウムなどを多く含む、酒造りに適した名水です。米は近隣の契約農家で丹念に育てられた日本晴をメインに、品質の高い兵庫県産山田錦を原料米としています。津山は盆地なので朝夕の寒さなど、酒造りには恵まれた環境であり、そのような地元の自然の恵みを活かせるように、吟醸酒などのお酒は、ほぼすべての工程を手作業でおこなっており、手間ひまを惜しまず醸造しています。

日本酒は、ひとつのタンクのお酒でも、できたての新酒、生酒、ひと夏をこえたひやおろし、蔵内で長時間熟成した古酒など、時期によって味わいが変化していくのが面白いところなので、定番酒だけでなく季節ごとの限定酒もお楽しみください。焼酎やリキュールなどは、津山やその周辺で採れる作物を原料に、余計なものは加えずに昔ながらの手法で造っています。

加茂五葉を長年ご愛顧いただいているお客様を大切に、これからも普段の食卓に寄り添える美味しいお酒を造っていきたいと思っています。