株式会社板野酒造本店

酒蔵は吉備路の一角にあり、豊臣秀吉ゆかりの木下家によって陣屋町として栄えていました。現在も武家屋敷や土蔵など古い建物が軒を並べる街です。ここ岡山市足守にあった造り酒屋、谷口屋から明治3年に初代当主 板野鹿之助が分家し、当時売りに出ていた酒蔵を譲り受け創業しました。

桃太郎に退治された鬼の居城だった鬼ノ城に隣接しているので、鬼が傷を癒した浮田温泉があり、度々山から下りてきていたとの伝説が残っています。

中国学園大学の学生が、犬養毅元内閣総理大臣の生家から採取した野生の酵母を使った日本酒が出来ないかと相談を受け、造ったのがきっかけです。野生の酵母を使うのは美味しい日本酒になるのか？他の酒へ影響するのではないか？という不安がありましたが、新しいことへの挑戦は杜氏の好奇心が不安よりも勝りました。

二面の酒は料理とともにあり、生活の一部になるような酒を目指しています。これからも二面伝統の味を守りつつ、新しい酒の開発も積極的にチャレンジしていきたい。

お勧めである二面 金蛍、鬼ノ城 純米吟醸、雄町米つるし備前焼純米,日本酒,木堂酵母のお酒は伝統の寒造りで仕込み、また新しい事への挑戦も忘れず地域の業者さんと連携しながら地域活性を図っていきたいと思っております。