




尾道の商店街のアーケードを少し抜けたところに古くから「カクホシさん」と呼ばれ、親しまれている造酢の老舗企業、「尾道造酢株式会社」があります。
歴史と伝統を守りながら、新しい「酢」を創り続ける尾道造酢株式会社の田中丸取締役に会社の歴史、お酢造りのこだわり、おすすめ商品などについて伺いました。
歴史と伝統を守りながら、新しい「酢」を創り続ける尾道造酢株式会社の田中丸取締役に会社の歴史、お酢造りのこだわり、おすすめ商品などについて伺いました。
尾道造酢の歴史を教えてください。
1582年(天正10年)、本能寺の変が起こった年に創業しました。初代の橋本治郎右衛門が大阪の堺からお酢造りの職人を連れてきたのが、尾道のお酢造り起源だと言われています。
広島県の南東部に位置する尾道市は、瀬戸内海に面し、温暖な気候と良質の水が豊富でお酢造りに適した風土。北前船に代表される交易船の寄港地だったこともあり、尾道酢が全国へ運ばれるほど発展しました。明治時代には、数十軒もの醸造会社が興り、尾道酢は全国で親しまれる逸品として定着しました。
その後、1918年(大正7年)に末裔である橋本太吉が、同業5社と共同で「尾道造酢株式会社」を設立し現在に至ります。
1582年(天正10年)、本能寺の変が起こった年に創業しました。初代の橋本治郎右衛門が大阪の堺からお酢造りの職人を連れてきたのが、尾道のお酢造り起源だと言われています。
広島県の南東部に位置する尾道市は、瀬戸内海に面し、温暖な気候と良質の水が豊富でお酢造りに適した風土。北前船に代表される交易船の寄港地だったこともあり、尾道酢が全国へ運ばれるほど発展しました。明治時代には、数十軒もの醸造会社が興り、尾道酢は全国で親しまれる逸品として定着しました。
その後、1918年(大正7年)に末裔である橋本太吉が、同業5社と共同で「尾道造酢株式会社」を設立し現在に至ります。


お酢造りのこだわりを教えてください。
尾道造酢の発酵方法は、表面発酵の分類に入り特許を取得した「水平式連続発酵法」という独自の発酵方法です。アルコールを停滞させるのではなく、緩やかに流すことで、まんべんなく酢酸菌の力を最大限発揮させることができる画期的な発酵方法です。この発酵方法は、365日休みなく世話をしてあげなければいけませんが、常に良い状態の菌を保つことで、まろやかで香り豊かなお酢が出来上がります。
400年前に尾道にお酢の造り方が伝えられて以来、造り方は少しずつ変わりながらも酢酸菌だけは400年前の菌を受け継いでいます。その菌を大切に育てていくために365日欠かさず菌のお世話をしています。
尾道造酢の発酵方法は、表面発酵の分類に入り特許を取得した「水平式連続発酵法」という独自の発酵方法です。アルコールを停滞させるのではなく、緩やかに流すことで、まんべんなく酢酸菌の力を最大限発揮させることができる画期的な発酵方法です。この発酵方法は、365日休みなく世話をしてあげなければいけませんが、常に良い状態の菌を保つことで、まろやかで香り豊かなお酢が出来上がります。
400年前に尾道にお酢の造り方が伝えられて以来、造り方は少しずつ変わりながらも酢酸菌だけは400年前の菌を受け継いでいます。その菌を大切に育てていくために365日欠かさず菌のお世話をしています。
商品ラインナップを教えてください。
食酢、調味酢、ポン酢、飲む酢など、手軽にお酢を味わっていただける商品があります。
調味酢は、素材にそのままかけてすぐ食べられるように砂糖や塩などをバランスよく合わせて便利に使えるように味付けしています。
飲む酢の原料は、なるべく地場の農作物を使っています。柿酢は西条柿、いちじく酢は尾道産の蓬莱柿、ぶどう酢は広島県産の葡萄など 他にもたくさんの地元の農作物を使用したお酢があります。
お酢を使った簡単オススメレシピをご紹介しています。ぜひご覧ください。
https://kakuhoshisu.com/blogs/recipe
食酢、調味酢、ポン酢、飲む酢など、手軽にお酢を味わっていただける商品があります。
調味酢は、素材にそのままかけてすぐ食べられるように砂糖や塩などをバランスよく合わせて便利に使えるように味付けしています。
飲む酢の原料は、なるべく地場の農作物を使っています。柿酢は西条柿、いちじく酢は尾道産の蓬莱柿、ぶどう酢は広島県産の葡萄など 他にもたくさんの地元の農作物を使用したお酢があります。
お酢を使った簡単オススメレシピをご紹介しています。ぜひご覧ください。
https://kakuhoshisu.com/blogs/recipe


おススメの商品を教えてください。
橙の皮からできた果皮酢飲料「KAHISU」がオススメです。
毎年1月にポン酢などの原料に橙を搾るのですが、搾汁率は15%で残り85%は廃棄していました。でも、これはもったいないし環境にも良くないと思い、橙の皮を酵素で溶かす方法を食品工業技術センターから技術移転してもらい、日本で初めて橙の皮から作った橙果皮酢が完成しました。
橙の皮の苦みがあるので、飲みやすく甘みを加え希釈タイプの飲用酢として商品化しました。「KAHISU Sweet&Bitterの2本セット」で、Sweetは甘みがあり飲みやすく、Bitterは苦みを残しながらスッキリ飲めます。
SDGsの観点からギフトボックスにもこだわり、1枚の段ボールで2本をオシャレに梱包しています。特別なギフトボックスですので、ご家族・友人へのプレゼントや、お酒を飲みすぎるお父さんへの父の日ギフトに最適だと思います。
橙の皮からできた果皮酢飲料「KAHISU」がオススメです。
毎年1月にポン酢などの原料に橙を搾るのですが、搾汁率は15%で残り85%は廃棄していました。でも、これはもったいないし環境にも良くないと思い、橙の皮を酵素で溶かす方法を食品工業技術センターから技術移転してもらい、日本で初めて橙の皮から作った橙果皮酢が完成しました。
橙の皮の苦みがあるので、飲みやすく甘みを加え希釈タイプの飲用酢として商品化しました。「KAHISU Sweet&Bitterの2本セット」で、Sweetは甘みがあり飲みやすく、Bitterは苦みを残しながらスッキリ飲めます。
SDGsの観点からギフトボックスにもこだわり、1枚の段ボールで2本をオシャレに梱包しています。特別なギフトボックスですので、ご家族・友人へのプレゼントや、お酒を飲みすぎるお父さんへの父の日ギフトに最適だと思います。
最後に何かひと言
尾道造酢株式会社は、2022年1月にSDGs宣言を行いました。
原料はなるべく地元の農産品を使うようにしています。尾道には、美味しくて豊富な種類の農産品があります。生果で出荷できない物などを仕入れさせて頂きお酢に換えることでフードロスにもつながると考えています。
環境や安全に配慮したものづくり、古い伝統や技術を大切にしながらも新しいお酢造りへも挑戦し続けていきます。
尾道造酢株式会社は、2022年1月にSDGs宣言を行いました。
原料はなるべく地元の農産品を使うようにしています。尾道には、美味しくて豊富な種類の農産品があります。生果で出荷できない物などを仕入れさせて頂きお酢に換えることでフードロスにもつながると考えています。
環境や安全に配慮したものづくり、古い伝統や技術を大切にしながらも新しいお酢造りへも挑戦し続けていきます。
たまルンスタッフからのコメント
440年前から今も変わらない場所でお酢造りをされているとお聞きし、とても驚きました。これからも尾道の温暖な気候と良質な地下水、先人達の技によって受け継がれる酢酸菌とともに、尾道造酢さんの更なるご活躍を楽しみにしております。
440年前から今も変わらない場所でお酢造りをされているとお聞きし、とても驚きました。これからも尾道の温暖な気候と良質な地下水、先人達の技によって受け継がれる酢酸菌とともに、尾道造酢さんの更なるご活躍を楽しみにしております。