女木島の北約1キロに位置する男木島。
船が港に近づくと、急勾配の斜面に積み重なるように建てられている家々が見えてくる。
その光景はまるでアマルフィ。
”夕日と猫の家“という魅力的な看板を目指して迷路のような坂道と石段を登っていけば、
「あら♪」早速猫発見!
集落は山の斜面に建てられているため、細い道の上にも下にも家がある。
坂道から見下ろす家のトタン屋根でご機嫌猫がゴロゴロしているのを、上からたっぷりと見物できるのだ。
船が港に近づくと、急勾配の斜面に積み重なるように建てられている家々が見えてくる。
その光景はまるでアマルフィ。
”夕日と猫の家“という魅力的な看板を目指して迷路のような坂道と石段を登っていけば、
「あら♪」早速猫発見!
集落は山の斜面に建てられているため、細い道の上にも下にも家がある。
坂道から見下ろす家のトタン屋根でご機嫌猫がゴロゴロしているのを、上からたっぷりと見物できるのだ。
幸せそうな猫見ていると、こっちも幸せ気分
下の家の水場で宇宙を考察するのはサビ猫。
サビ猫ってとても賢いんですってね。
その混ざり合った模様から”雑巾猫”なんて呼ばれるけど、実は幸運をもたらすとも言われているそう。
下の家の水場で宇宙を考察するのはサビ猫。
サビ猫ってとても賢いんですってね。
その混ざり合った模様から”雑巾猫”なんて呼ばれるけど、実は幸運をもたらすとも言われているそう。
サビ猫は愛情も豊か
それにしてもホントすごい坂道。
カブで曲がるのもきつそうな角に立つのは、板塀のコーナー一部がアーティスティックに塗られた家。ちょっと不思議・・と思ったら、これは瀬戸内国際芸術祭の一環で路地壁画プロジェクトなんですって。
どうやらここが”夕日と猫の家“みたい。
のれんをくぐった先にあるのは、なんて素敵なテラス!
テラスの先には広がる海。
男木島名物タコ飯 500円!
ビールも安くて良心的。
タコ飯はタコの旨味がご飯にしっかり馴染んで、とても美味しい。
テラスから見晴らす瀬戸内海と斜面に貼りつく家々。
あー、気持ちがいい。
それにしてもホントすごい坂道。
カブで曲がるのもきつそうな角に立つのは、板塀のコーナー一部がアーティスティックに塗られた家。ちょっと不思議・・と思ったら、これは瀬戸内国際芸術祭の一環で路地壁画プロジェクトなんですって。
どうやらここが”夕日と猫の家“みたい。
のれんをくぐった先にあるのは、なんて素敵なテラス!
テラスの先には広がる海。
男木島名物タコ飯 500円!
ビールも安くて良心的。
タコ飯はタコの旨味がご飯にしっかり馴染んで、とても美味しい。
テラスから見晴らす瀬戸内海と斜面に貼りつく家々。
あー、気持ちがいい。
瀬戸内海一望 贅沢とはこのことよ
あっ、猫が遊びにきた。さっきと同じ茶トラのまるどらだけど、ちょっと違うね。
どの茶トラも丸々太ってる。
茶トラの性格はおおむね甘えん坊。
あっ、猫が遊びにきた。さっきと同じ茶トラのまるどらだけど、ちょっと違うね。
どの茶トラも丸々太ってる。
茶トラの性格はおおむね甘えん坊。
ご飯をもらいに来たんだが?
店主の方に猫情報を聞いてみれば、自ら島のキャットロードを案内してくれるという。
しょんぼりブチのケアをしてから歩き出す店主について、キャットロードを行けば、ハチワレ、黒猫、茶トラと次々に現れる猫たち。
キャットロードは豊玉姫神社方面から集落を抜けて、男木島漁港へと降りていく。
石垣の上に建てられた家も多くて、その石垣を軽快に走り降りてくる猫と石垣に絡んだ草花はとてもフォトジェニック。
店主の方に猫情報を聞いてみれば、自ら島のキャットロードを案内してくれるという。
しょんぼりブチのケアをしてから歩き出す店主について、キャットロードを行けば、ハチワレ、黒猫、茶トラと次々に現れる猫たち。
キャットロードは豊玉姫神社方面から集落を抜けて、男木島漁港へと降りていく。
石垣の上に建てられた家も多くて、その石垣を軽快に走り降りてくる猫と石垣に絡んだ草花はとてもフォトジェニック。
精悍な目付きがいいね
石造りの曲がりくねった路地の下の屋根、坂道にたたずむ猫たち、その先に光る海は男木島独特の風景だ。
店主は歩きながら猫の名前を次々に教えてくれるけど、なかなか覚えられない。
猫ごとになわばりがあって、全ての猫の名前となわばりを把握しているとの事。
私が猫たちを野良猫と言ったら、猫の保護活動をしている店主に「地域猫でしょ。今どき野良猫という人がいるなんて」と叱られた。
男木島には昔から猫がたくさんいて、特に岩合さんの番組に取り上げられてから、猫の島として知れ渡ったという。
けれどあまり増えすぎたので、2016年島全猫への不妊手術が行われ、150匹いた猫は60匹になった。
猫の不妊手術最大の目的は病気の予防と不幸な猫を減らすこと。
猫が増えすぎれば、農作物を荒らされたり、魚網を破られたりと嫌な思いをする人も多く、不妊手術をすることでその調和を取ってくれる保護団体はとてもありがたい存在だ。
だけど、赤ちゃんが生まれなければそのうち島には猫がいなくなっちゃうのかなあとちょっと心配になる。
石造りの曲がりくねった路地の下の屋根、坂道にたたずむ猫たち、その先に光る海は男木島独特の風景だ。
店主は歩きながら猫の名前を次々に教えてくれるけど、なかなか覚えられない。
猫ごとになわばりがあって、全ての猫の名前となわばりを把握しているとの事。
私が猫たちを野良猫と言ったら、猫の保護活動をしている店主に「地域猫でしょ。今どき野良猫という人がいるなんて」と叱られた。
男木島には昔から猫がたくさんいて、特に岩合さんの番組に取り上げられてから、猫の島として知れ渡ったという。
けれどあまり増えすぎたので、2016年島全猫への不妊手術が行われ、150匹いた猫は60匹になった。
猫の不妊手術最大の目的は病気の予防と不幸な猫を減らすこと。
猫が増えすぎれば、農作物を荒らされたり、魚網を破られたりと嫌な思いをする人も多く、不妊手術をすることでその調和を取ってくれる保護団体はとてもありがたい存在だ。
だけど、赤ちゃんが生まれなければそのうち島には猫がいなくなっちゃうのかなあとちょっと心配になる。
このこたちは神社三兄弟だったかな?
男木漁港を回り込んで行くと快適そうな民宿さくらの庭にでっかい猫が迎えてくれた。
次はこういう民宿に泊まってゆっくり来たいなあ。
男木漁港を回り込んで行くと快適そうな民宿さくらの庭にでっかい猫が迎えてくれた。
次はこういう民宿に泊まってゆっくり来たいなあ。
愛嬌と度胸を兼ね備えたようなハナグロ
男木港までもどってくれば、これまた大勢の猫がくつろいでいた。
男木港までもどってくれば、これまた大勢の猫がくつろいでいた。
猫に海は良く似合う
最後に仲良しふたり組をスケッチ
男木島の猫たちはみんな丸々太って元気そう。
人と猫がいつまでも幸せに暮らせますように。
人懐っこい男木島の猫たちに別れを告げて船に乗り込んだ
男木島の猫たちはみんな丸々太って元気そう。
人と猫がいつまでも幸せに暮らせますように。
人懐っこい男木島の猫たちに別れを告げて船に乗り込んだ
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作家プロフィール
池田あきこ
東京、吉祥寺生まれ。
1976年、革工房わちふぃーるど設立。
1983年、初の直営店を自由が丘にオープン。ショップのシンボルマークとして『猫のダヤン』が誕生した。
1987年より不思議な国わちふぃーるどを舞台に絵本を描き始め、画集、長編物語、旅のスケッチ紀行など多方面に作品を発表。著書は130タイトルを超える。
1999年、初の原画展全国ロードを開始。
2010年から「ボルネオ緑の回廊」プロジェクトで、動物たちに安全な森をプレゼントする活動を続けている。
2018年、立体的に世界を楽しむ「猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展」を松屋銀座を皮切りに全国ロード開催。河口湖木ノ花美術館にて常設展開催中。
2023年6月28日より猫のダヤン40周年記念展『池田あきこ原画展ーダヤンの不思議な旅』を銀座松屋で開催。
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